階段のモデリングはこれがオススメ!!
こんにちは、福永です。
建築パースのモデリングで、
階段の作り方って結構人それぞれ違っていると思いますが、
個人的に簡単で効率的だなって思うモデリング方法をご紹介しますので、
時間がかかる方や苦手な方は試してみてください!
今回はこのような階段をつくっていきます↓
では作り方ですが、ステップ1として、
1.作成タブの平面or長方形(スブライン)
2.配列コピー
3.FFD2×2×2
の3つを使って、階段のベース↓ をつくっていきます。
通常は図面に沿ってトレースしていくと思いますが、
私は一旦図面は無視して、きりのいい数字でポリゴンをつくります。(今回は1000×200)
あとは配列でいっきにコピーしちゃいます。
配列コピーは入力した数値分ずらしながらまとめてコピーできるので、
さっき作ったポリゴンの幅に合わせて、Y方向に200、Z方向は適当に100とかいれておきます。
あとコピーする枚数ですが、ここポイントです。
普通に段の枚数かぞえると14枚ですが、それ+2、今回は16枚でコピーしておきます
次に今コピーしたものを1つに集約し、FFD2×2×2をあて、コントロールポイントの上の段を選択して、
2階の階高(今回は2750)にすれば段の高さはバッチリです。(さっき2つ多めにコピーしたのはこの作業のため。)
つぎに両端の2つを削除して図面の位置にもっていき、もう一度FFD2×2×2をかけて、今度は平面に合わせます。
この手順で作ることで、1段ごとの高さを計算したり、サイズを気にする必要がないので簡単です。
あと一旦この形をつくっておけば色々派生させやすく、だいたいの階段はつくれます。
という事で、階段のデザインに合わせて手を加えていきましょう。
パターン1.シェルで厚みをつける。
パターン2.蹴上の面をつくる
パターン3.1と2の応用
パターン4.シンプルな形状
こんな感じで、いろんな形状に派生させる事ができます。
あとは手摺つけたり、側板つけたり、ささら桁つけたりは
普通につくってください(笑)
という事で、ポイントをまとめると、
1.平面 / 配列コピー / FFD2×2×2 を使って階段のベースをつくる
2.1段ごとの高さを計算したり、最初から図面に合わせてトレースする必要はない
3.配列コピーするときは段の枚数+2にしておく事で、高さを簡単に合わせる事ができる
3.ベースの形ができたらシェルやポリゴン編集で作りたい形状に加工
応用すれば折り返しの階段とかもつくれますので、是非試してみてください!