Twinmotionを始める前に知っておくべき3つの事
こんにちは、福永です。
今回はTwinmitionでCG制作を行う時に、
最初に知っておかないと、あとあと手間が増えてしまうような豆知識を紹介します。
1つ目 インスタンス(複製)について
普段から3DCGの制作をしている方は聞き馴染みのある機能だと思いますが、
Twinmitionにもインスタンスがあります。
複製をする時、インスタンスかコピーか問われるため、状況によって使い分けるのですが、
違いを簡単に説明すると↓のような感じです。
・インスタンス : 設定が共有され、複製元の設定を変えると複製したオブジェクトの設定も同時に変わる(逆も可能)
・コピー : それぞれ完全に独立したオブジェクトとなり、個別に設定を変える事が可能
ですので、例えば同じタイプのライトはインスタンスで複製しておかないと、
強さを変える時に1つ1つ変えていかないといけないという面倒な事になります。
逆にライトごとに強さを変えたい時にインスタンスにしてしまっていると、
全部設定が変わってしまうという事もありますので、
都度適した方で複製するようにしましょう。
2つ目 コンテナについて
コンテナとはレイヤやグループのような機能で、
特性を知って活用する事で、作業効率が大幅に上がります。
コンテナは右クリックで出てくるメニューから【新規コンテナを作成】
を選ぶと作る事ができます。
この中にオブジェクトやライトなどをまとめる事ができるので、
ジャンルごとにまとめておくと管理がしやすくなります。
コンテナに移すには、オブジェクトを選択してコンテナにドラック&ドロップするだけでokです。
ここからがポイントですが、
コンテナ内のオブジェクトを複製すると、同じコンテナに入るかと思いきや、
コンテナの外にでてしまいます。
これを一つ一つコンテナに戻してたら結構ですが、
【このコンテナで作業する】という機能を使う事で解消できます。
動画でも紹介しているので参考にしてみてください。
3つ目 環境設定について
環境設定とは全体の雰囲気や見え方に影響してくるとても大事なところです。
右上あたりにある【アンビエンス】を選択すると設定項目がでてきます。
大まかに分けると4つあり、簡単に説明すると以下のような事を調整できます。
〇環境
・時間帯や太陽光の強さなどの調整
・露出補正の調整
・天候の調整
・方位の設定
・HDRIや背景の設定
〇カメラ
・視野角
・被写界深度
・カメラ効果(レンズフレアやレンズの汚れ具合など)
〇レンダー
・GI(標準orLumen)の設定
・影の調整
〇FX
・コントラストや彩度等の設定
Twinmotionといえば、簡単に静止画やアニメーションなどを作れるのが特徴ですが、
これらの設定は必ず最初に済ませておく事をオススメします。
なぜかというと、静止画や動画を作るときカメラを保存すると、
同時に環境設定も保存されるからです。
なので↓こんな感じであとで環境を変えても、保存したカメラを選択すると元に戻ります笑
あとから設定も変える事はできますが、結構面倒なので最初にしっかり設定しておきましょう。
ちなみに、あとから環境設定をまとめて変えたい時は↓の方法がオススメです。
twinmotionは簡単に使えてとても便利ですが、その分自由度が少なかったり、
何かと制限される事もありますので、特徴をしっかり理解して効率的に制作しましょう。
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