建築学生・CG学生が知っておきたいパース制作のポイント

建築学生・CG学生が知っておきたいパース制作のポイント

こんにちは!シェルパの福永です。

今回は、建築学生やCG専攻の学生さんが、クオリティの高い建築CGパースを制作するために意識したいポイントについてまとめてみます。

建築CGパースは、ただリアルに作れば良いというものではありません。

大切なのは、
「この建築の魅力をどう見せるか」
という視点です。

まずは見せたいポイントを決める

パース制作に入る前に、まず考えたいのが
「この画像で何を伝えたいのか」です。

外観のかっこよさを見せたいのか、
室内の広がりを見せたいのか、
素材感や光の雰囲気を見せたいのか。

目的がはっきりしていると、カメラアングルやライティング、家具の配置も決めやすくなります。

逆に、全部を見せようとすると、どこを見ればよいのか分かりにくいパースになってしまいます。

カメラアングルを大切にする

建築CGで意外と差が出るのがカメラアングルです。

同じモデルでも、カメラ位置が変わるだけで印象は大きく変わります。

特に意識したいのは、

・水平垂直を整える
・広角にしすぎない
・手前、中景、奥行きをつくる
・見せたい部分に自然と目が行く構図にする

という点です。

建築写真やインテリア写真を参考にすると、構図の勉強になります。

光と影で空間の雰囲気をつくる

パースのリアリティは、ライティングで大きく変わります。

全体を均一に明るくするよりも、光が当たる部分と影になる部分をしっかり作ることで、空間に奥行きが出ます。

内観であれば、窓から入る自然光や間接照明の見え方。
外観であれば、朝・昼・夕方・夜のどの時間帯が建物に合うか。

時間帯の設定だけでも、パースの印象はかなり変わります。

素材のスケール感を確認する

学生作品でよく見かけるのが、テクスチャのサイズ感が合っていないケースです。

木目が大きすぎたり、タイルの目地が太すぎたりすると、それだけでCGっぽく見えてしまいます。

木、石、タイル、金属、ガラス、布などは、実際の建材写真やメーカー資料を見ながら、サイズ感・反射・凹凸を確認することが大切です。

リアルに見せるためには、素材そのものの質感だけでなく、建築材料として自然に見えるかが重要です。

細かいディテールでリアリティを出す

建築CGは、大きな形だけでなく細かい部分の作り込みでも印象が変わります。

例えば、

・窓枠の厚み
・巾木
・建具枠
・照明器具
・目地
・家具の脚
・スイッチやコンセント

こういった細部が入ることで、空間にリアリティが出てきます。

ただし、すべてを細かく作り込む必要はありません。
カメラに映る部分、目立つ部分から優先して作るのがポイントです。

家具・人物・植栽でスケール感を出す

建築だけを見せるよりも、家具や人物、植栽が入ることで空間の使われ方が伝わりやすくなります。

ただし、入れすぎると建築よりも添景が目立ってしまうことがあります。

あくまで主役は建築です。

家具や人物は、空間の雰囲気を補助するものとして、色や配置のバランスを見ながら入れると良いと思います。

最後にレタッチで整える

レンダリングした画像は、そのまま完成ではなく、Photoshopなどで少し調整すると完成度が上がります。

明るさ、コントラスト、色味、影の締まり、人物や植栽のなじみなどを調整することで、より自然な印象になります。

ただし、レタッチで無理にごまかすのではなく、レンダリングの段階である程度作り込んでおくことも大切です。

まとめ

クオリティの高い建築CGパースを作るためには、ソフトの操作だけでなく、建築をどう魅力的に見せるかを考えることが大切です。

特に意識したいのは、

・何を見せたいパースなのかを決める
・カメラアングルを工夫する
・光と影で空間の雰囲気をつくる
・素材のスケール感を合わせる
・細部のディテールを入れる
・家具や人物でスケール感を出す
・最後にレタッチで整える

という点です。

建築CGパースは、モデリング力だけでなく、構図・光・素材・演出のバランスが大切です。

学生のうちから
「どう作るか」だけでなく、
「どう見せるか」
を意識して制作すると、作品のクオリティは大きく変わってくると思います!


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