グラデーションマップとマップチャネルの活用法
こんにちは、福永です。
知っておくと建築パース制作で役立つテクニックを紹介します。
パースを制作していると、見せたい部分に壁がかぶってしまい、
↓のように半透明にしたり、グラデーションで透かしたりする事がよくあります。
大抵はPhotoshopで調整する事が多いですが、
今回はレンダリングの時にオブジェクトをグラデーションで透かす方法を紹介します。
使う機能はたった3つで設定もとても簡単です!
①オパシティ
②グラデーションマップ
③マップチャネル の3つを使っていきます。
今回はこのブロックを透かしていきます。
1.マテリアルの設定
コンクリートブロックのマテリアルを開き、オパシティにグラデーションマップを追加し、
次に追加したマップを開き、今回は上方向に向かって透かしたいので、角度のWを90に変えておきます。
2.UVWマップの設定
オブジェクトは、コンクリートブロックのテクスチャに合わせてUVWマップを設定しているので、
当然このように変な位置にグラデーションがついています。
ですので、新しくUVWマップを追加します。
マッピングタイプをボックスに切り替えると、UVの高さはかってにオブジェクトの高さと同じ数値になってくれますが、
もちろん今度はコンクリートブロックのテクスチャが伸びてしまします。
3.マップチャネルの切り替え
ここが今回のポイントですが、
UVWマップにあるマップチャネルという項目と、
グラデーションマップにあるマップチャネルの項目を2に切り替えます。
そうすると、最後に追加したUVWマップはグラデーションマップのみに適用されるので、
このようにテクスチャもグラデーションも思っていた見え方になりました。
あと高さの数値は1とか10とか適当に大きめにしておいた方がいいです。ちょうどの数値だと境目に白いラインがでてしまいます。
もう一つ、上のポリゴンは削除しておいてください。
4.グラデーションのバーを好みに合わせて調整
あとはグラデーションのバーを調整してグラデーションの具合を調整すれば完成です!
ちなみに、↓のように設定すると真ん中を透かしたりもできます。
私は背景の水平線をぼかすのにも使ったりしてます。
マップチャネル、あまり普段使う事のない機能ですが、
発想しだいで結構有効活用できそうな感じがしますね!
皆さんも試してみてください!
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