V-rayで被写界深度【3DSMAX2017】

V-rayで被写界深度【3DSMAX2017】

こんにちは髙瀨です。

今回はV-ray被写界深度に挑戦します。
被写界深度とは一眼レフカメラなどで絞りを開いて撮った写真にみられる
ピント以外の背景や前景がボケる現象です。

背景をボカすことによって奥行き感を出したり
ピントが合っている対象物に視線を集めることが出来ます。

ここからスタート

まずは簡単にシーンを用意します。
今回はテーマが被写界深度なのでカメラを配置してみました。

コレを単純にレンダリングするとこうなります。背景もボケることなく、しっかりとシャープに描き出されています。
しかしこれでは空中に配置した球の遠近感がわかりません。

これに被写界深度を加えるわけですが
それには【Z深度】の画像が必要です。

Z深度(Z-depth)とは最近iPhoneXでも少し話題になった
空間の奥行きの情報のことです。
グレーが濃いほど、物体が奥にあることを表しています。

この画像をレンダリングするには[レンダリング設定][Render Elements]にて
[追加]の項目の中から【VRayZDepth】を選択します。

ここからはPhotoshopでの作業になります。

まずは[普通にレンダリング]した画像に【チャンネル】を新規作成して
[Z深度]のレンダリング画像をコピー&ペーストで追加します。
下の画像ではアルファチャンネル2]となっています

編集には[フィルタ][ぼかし][ぼかし(レンズ)]機能を使用します。

[ソース]が先程コピー&ペーストした「アルファチャンネル2」になっていることを確認します。

この画面で[焦点距離](ピント)とボケの[半径]をいじれば被写界深度設定することができます。
※大きい画像になると処理が非常に重たくなるので気をつけましょう!

被写界深度が入ることによって、よりフォトリアルになりました☆
空中の球の距離感もしっかり伝わります。

[焦点距離]は画像をクリックするだけでも変えることができます
次の画像は真ん中のカメラにピントを合わせたものです

 

ボケの[半径]をいじることで、もっとぼかしたり調整することが可能です

gifアニメ画像

好みの数値に設定したら完成です☆

いかがだったでしょうか?
次回もお楽しみに~♪

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