Blenderを使ってテクスチャから月面のモデルを作ってみた!

Blenderを使ってテクスチャから月面のモデルを作ってみた!

こんにちは!Glassesのタケです!

シェルパではただいま広く求人活動を行っております。
様々な方に会社に興味を持っていただきたいので、5月ごろに会社説明会をメタバース上で行うことを発表しました!
https://twitter.com/Sherpa_Group/status/1501815060888715266

場所は…月面で行います!
月面?となかなかイメージがわかないとは思いますが本当に月の上でやるのです。

なんと、私が会場の制作を担当させていただくことになりました…!
ちょっとだけ制作現場や裏側をお見せしちゃいます。

まずは建設中の会場を遠目でご覧いただきましょう!
実際の会場ではこの視点から見ることはないと思いますが、たしかに月面でやってることがわかると思います。

この中央の月面基地に皆さんが降り立ち、会社説明の資料などをご覧いただける…ような感じですね!
今回紹介するのは周囲に広がるこの月面がどのようにして作られたのかについてお話ししたいと思います。

制作ソフトはBlender3.0.1を使っています。

月面にはクレーターが無数に存在します。
じゃあこれらすべてをモデルで頑張って作る…わけにはいきません。
時間もかかるし、データ量もかなり多くなってしまうからです。

できるだけ楽に作るにはどうすればよいか…
そこで月面のテクスチャを使用します!
宇宙開発のNASAが月のテクスチャを無料配布しています。
https://svs.gsfc.nasa.gov/4720

サイトの下のほうにディスプレイスメントマップがあるので、こちらをダウンロードして使用します。
解像度は5760×2880のテクスチャを使用しました。

Blenderを使ってかなりハイポリの板を作ります。
サブディビジョンサーフェスを2つくらい使ってそれはもうめちゃくちゃハイポリに作ります。

次に、ディスプレイスモディファイアを使います。
サブディビジョンサーフェスモディファイアの間に挟みましょう。

このモディファイアは画像に合わせてメッシュを押し出したり引っ込めたりすることができます。
月面のテクスチャの一部を切り取って、小さい正方形の月面のテクスチャを作ります。
それをディスプレイスモディファイアにNewをおして先ほど作ったテクスチャを割り当て、Strangthの値を上げると…
このように月面のクレーターの凹凸が完成しました。

しかし変形させるためにかなりハイポリの板を使用したので、現在53万ポリゴンです。
このままでは使えないのでローポリの板にノーマルマップとしてベイクします。
ローポリの板を同じ位置に重ねて…テクスチャベイクするとノーマルマップが完成しました!


上はハイポリで下がノーマルマップをベイクしたローポリです。
見た目の違いはやはりありますが、遠くから見るものなのでこれくらいで十分ですね!

こうして月面が完成しました!
この作り方で作った月面を実際のワールドでも使用しているので、会社説明会にご来場してくださる方は…ぜひ遠くのほうもご覧くださいませ!

ではでは~!

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